立ち上げメンバーの家は農家であり直売所を運営して家族で育てた果物や加工品を販売していました。

彼が直売所を手伝っていた時、ご近所の農家さんが来店し、「販売販路がない為、どう販売するか教えてほしい」と尋ねてきました。

こだわりや愛情を持って農作物を育てているのにも関わらず販売販路がない為、消費者に届かないことや、最悪そのまま破棄することもあるとのことです。

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他の農家の方も、自分で出品したいが販路がない為卸すしかないという言葉を多く聞きました。

実際、自分で販路を築けておらず卸のみでしか販売できていない生産者は75％以上も存在し、手取りは販売価格の30％前後でした。さらに人件費などの瀬さんコストが引かれるため、今の流通経路は利益を上げることが厳しいものです。

どうせ作るなら美味しい食物をより多くに人へ届けたいのは、どの生産者さんにも共通することだと思います。

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世界に誇れる日本の食物を作るプロが、収益化できないという理由で退くのは非常に悲しく悔しい。

日本の生産者を守ることは、無形文化遺産でもある日本食を守ることでもあります。

 

現在私たちは何不自由なく食べものを買い、好きな時に好きな分だけ食べていますが、

その大部分は世界各国から輸入をし、店頭に並んでいるものがほとんどです。

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2021年唐突な商品の値上がり。このことは皆さまも実際に肌で感じていることだと思います。

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原因は人口増加・環境問題・コロナ禍の影響による世界各国の原材料の高騰。

食料品の大部分を輸入で補っている日本にとっては大きな打撃となります。

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今日本は、農家数減少と若者農家離れ、それによる食料自給率の低下という社会問題を抱え、

離農者や若者の農業離れが進んでいる理由として販売販路がなく収益化できてないからだと言われています。

私たちとしては、販売販路拡大→生産者の収益化→就生産者人口増加→食料自給率の増加で社会問題の解決をします。